ミツバチ花粉(ビーポーレン)の健康情報
■前立腺肥大
前立腺肥大症の頻度は、年齢とともに高くなり、50歳頃からより増加します。組織学的な前立腺肥大は、30歳代から始まり、50歳で約30%、60歳で約60%、70歳で約80%、80歳では約90%にみられますが、そのすべての方が治療を必要とする症状を伴うわけではありません。前立腺の肥大と排尿症状を伴い、治療を必要とする、いわゆる前立腺肥大症の頻度は、その1/4程度と言われています。
 肥満、高血圧、高血糖および脂質異常症と前立腺肥大症の関係が指摘されており、メタボリック症候群との関係についても、検討されています。野菜、穀物、大豆などに多く含まれるイソフラボノイドは前立腺肥大症の発症抑制効果があることが指摘されていますが、喫煙やアルコール、性生活との関係は明らかではありません。前立腺が肥大する原因はまだはっきりとは解明されていません。しかし、「男性ホルモンの働き」が関与していることは間違いなく、中高年になって男性ホルモンを含む性ホルモン環境の変化が起こることにより、前立腺が肥大すると考えられています。
 古くから花粉製剤(セルトニン)が前立腺、前立性囊炎、非特異的尿道炎などによる排尿障害を改善することが、抗炎症作用で説明することができます。